おれの親父は職業柄毎週土日は家で厳かにリラックスするのが常だった。
そんなだからおれは土曜日に友人を家に招くことも禁じられたし、お袋なんかバドミントンチームの人と長電話しただけでえらいどやされて、休日の試合は禁止になったくらいの厳かさ。虫の居所で作ったガンダムのプラモを握りつぶされたりしたこともあったけど、それが当時から嫌だったなんてことは一度も思ったことはないし、おれにとっての週末とはそーゆーもんで、たまに気前がいい時はお寿司や聘珍ろうや焼き肉に連れてってもらう。大概日曜日に。そんな感じ。
たいして明るい家庭でもなかったけど、土曜の夜は平成教育委員会マジカル頭脳パワーを見て問題を我先に解くってーのは家族全体で唯一盛り上がっていたと思う。
親父と個人的に一番楽しかったのは、鼻かんだティッシュを丸めて部屋の隅にあるごみ箱狙って投げることだ。これは今月号の日経キッズプラスにも掲載されていたが、運動神経を育てる行為として正当なもんらしい。

八時ころ、顔をくしゃくしゃにしこすりながら、「ママ〜ママ〜」と連呼するユを不憫に思いながら背中をとんとんして寝かせつけた。あいつおれのことも「ママ」って呼ぶけどね。
そんな、休日の一コマ、それだけなんだけどね。


相方はパパの公約通りに見事優勝してくれました★ドタキャンに強い彼です。
ダイエーでバドマガとユが読みたがった本を買い、ユに壊された部屋干しマシーンをユニーで買い
帰ってきてすぐに友人のナースから恋愛相談。こんなポップな話題を提供してくれる人は今や彼女だけだな。
なんやかんや仲直りの方策を伝授。パパは恋愛体質じゃないですけど、こーしたらよかったろーなーって後悔などから得たモノを偉そうに言ってみた。共感。

その間ユは笑点のオープニングテーマでタテノリ頭フリフリ

火・水は鍛錬だから明日は家にある難題を全ておっぱっぴー
逗子いくど