歴史がうつろう 覚え書き

「障害者問題」という記事を目にして
・差別が社会の中にあるので、障害が社会にあるのです。
・そうした中で差別解消、というとリハビリテーションや治療の理念には反するのはうなづけます。
ICFに則りかんがえると
ImpairmentはそもそもDisorderではないのです。
Impairmentは身体・心身の構造機能に問題があってスタートします。それが「歩けない立てない座れない」という活動に問題があり、その事によって「仕事に行けない就けない、家庭で生活できないなど」の問題が起きるのです。

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この障害に対してはリハビリテーションのアプローチはやはりとても重要です。差別の解消という理念とは全くかけ離れているというか、差別を相手にしていません。

国民病や長寿化で罹患する病気が激増して、「疾患の多様性」には寛容になる一方で「障害の多様性」には顔を覆い続けているのではないでしょうか。「いずれ自分も病気をして、障害を持つ」この考えが浸透している限り日本という国の国民性は変わらないと思います。